『ポケふた』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ポケットのふたではありません…
今、全国で増殖している『ポケふた』
その正体は…
ポケふたとは
『ポケふた』とはアニメ「ポケットモンスター」のキャラクターをデザインした、世界に一枚しかない、マンホールのふたのことです。
2018年の12月に鹿児島県指宿市に「株式会社ポケモン 」が寄贈した「イーブイ」から始まり、現在、10都道府県に106枚の『ポケふた』が設置されています。
各地域のPRと来訪促進のために「株式会社ポケモン」が、『ポケふた』設置を希望する自治体に寄贈しています。
現在は、希望する自治体が多く製造が間に合わないため、受付を保留していますが、自治体だけでなく、ポケモンファンや※マンホーラーにとっては、とてもありがたい取り組みです。
また『ポケふた』の設置場所は順次「Pokémon GO」の「ポケストップ」になっていくというおまけつき。
「株式会社ポケモン」やりますね!
※マンホールの写真を撮り、SNSなどに投稿する人のこと(僕がそうです…)
ポケふたの設置場所
2020年10月現在、全国に106枚の『ポケふた』が設置されています。
設置されている『ポケふた』にデザインされているキャラクターはその地名、またはゆかりのあるものを選んでいるようです。
- 鹿児島県指宿市(9枚):イーブイ
- 岩手県(13枚):岩ポケモン
- 福島県(9枚):ラッキー
- 宮城県(15枚):ラプラス
- 香川県(17枚):ヤドン
- 神奈川県横浜市(1枚):ピカチュウ
- 北海道(15枚):ロコン
- 鳥取県(19枚):サンド
- 滋賀県大津市(2枚):ギャラドス
- 東京都町田市(6枚):フシギダネ・ヒトカゲ他
詳しくはこちらから↓↓↓
お分かりでしょうか?
その地名と、主にされているポケモンにつながりがあることが!
例えば、
香川県は名物の「うどん」→「ヤドン」
鳥取県は名所の「鳥取砂丘」→「サンド」のように、関連付けています。
残念ながら、唯一、中部地方には設置されていませんが、嫌われているわけではないと思います。
次は、中部地方に期待ですね。
設置されている都道府県を見ると、東北地方が目立ちますが、おそらく東日本大震災の復興を願う自治体の思いに「株式会社ポケモン」が応えたのではないでしょうか。
その他の都道府県も、熱い思いを届けたからこそ、採用されたんでしょう。
少しだけ手持ちの『ポケふた』画像をご紹介します。
東京都町田市「いろいろ」
東京都町田市芹が谷公園に設置されています。
ポケモンの作者である田尻智先生が少年時代を過ごしたまちだそうです。
ここの『ポケふた』は、バラエティー豊かですよ。
鳥取県「サンド」
鳥取県は、なんと鳥取県内全市町村に『ポケふた』が設置されました。
19ある全市町村、すべてにです。
うらやましいです。
サンド=砂に、ちなんでいますね。
香川県「ヤドン」
うどんで有名な、香川県にも、離れ島を含めて17枚の『ポケふた』があります。
ヤドン=うどん
うどんを食べに行ったついでに『ポケふた』もどうぞ!
滋賀県大津市「ギャラドス」
この2種類の「ギャラドス」は滋賀県大津市の大津湖岸なぎさ公園サンシャインビーチに設置されています。
近畿地方では唯一の設置場所です。
「ギャラドス」が、ここ、琵琶湖のある大津に設置されたのは、「ポケモン」のゲームに登場する「いかりの湖」に関係があると言われています。
『ポケふた』の魅力
ご紹介した『ポケふた』は、ほんの一部ですが、これらは、ただポケモンがデザインされているだけではありません。
その一枚一枚は、職人の手によって、丁寧に造られたマンホールのふたです。
『ポケふた』がお住まいの地域や近くにある人は『ポケふた』探しの旅に出て、拝見してみてください。
きっと、そのクオリティの高さに驚くことだと思います。
そして『ポケふた』から「ポケモン」だけでなく「マンホール」の魅力を感じていただけたなら、あなたも立派な「マンホーラー」の仲間入りです…
『ポケふた』は今後、間違いなく全都道府県に設置されていき、やがて全国制覇するでしょう。
あなたの町にも、きっときますよ?
『ポケふた』のファン=「マンホーラー」として、今後の展開を楽しみにしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。